モノクロデータについての補足
モアレの問題
オンデマンド印刷で印刷するものは、モアレに注意が必要です。
原稿作成前に「本文オンデマンド印刷の注意点およびデータ原稿作成の心得」を必ずご確認ください。
オフセット印刷(FM印刷)の場合は、このページで説明しているようなアンチエイリアスによるモアレは起こりません。
ただし、元からモアレが発生している物に関してはオフセット印刷でもモアレた状態で印刷されます。→FM印刷について
- このような網点を拡大してみると…

- (1)アンチエイリアスが無い場合 モアレません

- (2)アンチエイリアスがある場合 モアレやすいです。

- (3)網点の下にグレースケールのベタがある場合 ほぼ確実にモアレます。

- (4)網点を使わず、グレースケールの塗りのみの場合 モアレません。

トーンを貼った状態の紙原稿をグレースケールでスキャンした場合、上図の(2)に近い状態になり、モアレてしまうことが多いです。
また、モノクロ二階調でスキャンした場合も、網点と網点の間に影のような点が入ってしまうことがあります。これが大量に入った状態で印刷すると濃く印刷されたように見え、汚くなってしまいます。紙原稿をスキャンされる時は注意が必要です。
きれいな黒の為に
グレースケールで作成された場合、モニタ上では真っ黒に見えていてもデータ上でもその部分が100%の黒になっているとは限りません。
原稿用紙に描かれた漫画等をグレースケールでスキャンすると、線やベタが100%の黒になっていない場合があります。そのまま印刷すると、ムラのある状態で仕上がってしまいますので、グレースケールで入稿される際は黒の濃度を数値でもご確認ください。
また、モニタに映りにくい小さなゴミや傷なども印刷には出ます。どのカラーモードで作成されても、拡大してデータに余計なものが無いかご確認ください。
モノクロデータ本文の網点化について
モノクロデータ本文入稿時にB5原稿の場合は80~60線以下を、A5の場合は60線以下をお勧めします。B5原寸データ入稿でA5仕上がりに縮小される場合はさらに注意が必要です。
100線以上の網点を希望する場合は、グレースケールの塗りのままご入稿していただき、オフセット印刷を希望することをお勧めします。
濃度差について
グレースケールで原稿を作成される場合、濃度差が少ないと印刷に出ないことがあります。
濃度差が印刷でどこまで再現されるかは印刷するインクの色によって若干変わってきますが、通常は10%以上の濃度差が有ると良いですが、メタルインキを使用したグラデーションやトーン化された画像は特に濃度差が出にくいので20%ほど差をつけるのをお勧めします。
「データ2色刷りの入稿方法・2色原稿の作成注意と応用」を参考ください。

